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通販戦略事例イッテントッパ!

ヤマト運輸と日本郵政 の協業で何が変わるのか?

こんにちは、こんばんは。
株式会社イッテントッパの三村和範です。

 

本日は通販「広告」のお話ではなく、先日6月19日に発表がありました「物流」に関わるニュースについてまとめてみました。

 

私自身、通販広告だけでなく、通販事業に関わる仕事もさせていただいているので、自分自身の備忘録も兼ねて3分程度で読める記事にしたいと考えています。

 

 

お伝えしたいことの要点は、先日、発表がありましたニュース。日本郵政グループとヤマトグループの協業に関しての合意について、通販業界は他人事ではないということ!

 

まず協業の背景にあるのは物流の「2024年問題」にあると思われます。

 

これは2024年までに時間外労働の上限規制などに代表される「働き方改革」がおきる予定で、その結果生じる様々な問題をあらわす言葉となっております。

 

働き方改革により収入が減ってしまうことでドライバーの離職や売上の減少が懸念され、それによりドライバー不足も一層深刻化するのではないでしょうか?

 

しかし一方で、通販業界は拡大の一歩をたどり物流の仕事は増えるばかり…。

 

政府の検討会の試算では、2024年問題に対して何も対策を行わなかった場合、営業用トラックの輸送能力が14.2%、2030年には34.1%も減る可能性があると言われているそうです。これを社会問題として捉え、大手で手を組むという選択がなされたわけですね。

 

協業により体制が大きく変わる点が2つあります。

 

まず1つが、ポスト投函の荷物を送る「クロネコDM便」のサービスを2024年1月31日に終了し、日本郵便の「ゆうメール」をベースとした新サービス「クロネコゆうメール(仮称)」へと引き継がれます。

ヤマト運輸で預かった荷物を、日本郵便の配送網でお届けするカタチとなります。

 

そもそも違いをざっくりまとめてみますと・・・

  • ゆうメールは転居対応に強く、到達率が高いとされています。
  • クロネコDM便は追跡コードがあり追跡可能。ゆうメールは有料オプションで対応。
  • クロネコDM便は1Kg以内なら同一料金。ゆうメールは重さで変動。
  • クロネコDM便は厚さ2cmまで、ゆうメールは厚さ3cmまで。

 

という違いがあります。
なお新サービス「クロネコゆうメール(仮称)」の詳細はまだ未定のようです。

 

2つ目の変化は、ヤマト運輸が扱うポスト投函の小型の荷物をおくるサービス「ネコポス」が2023年の10月から順次廃止となり、日本郵便の「ゆうパケット」をベースとした新サービス「クロネコゆうパケット」として生まれ変わります。

 

  • ネコポスは厚さ2.5cm(法人)まで、ゆうパケットは厚さ3cmまで。
  • ネコポスは一律料金、ゆうパケットは厚さによって値段が変わります。

 

協業した場合にどのようなメリット・デメリットが生まれるかは、これから少しずつ明らかになっていくかと思いますが、ヤマト運輸と日本郵政を比較すると日本郵政のほうが扱えるサイズが大きく、ヤマト運輸単体での運用よりも大きな荷物をお送りできるのではかと想定できます。これはメリットになりそうですね。

 

想定されるデメリットは、「配送期間」と「価格面」と言われています。もともと配送期間はヤマト運輸に分があるとされていたのですが、日本郵政ベースになることに加え、スムーズな連携の問題もあるため、配送期間は長くなることが想定されます。

 

またヤマト運輸は業務委託になることや、ポスト投函は日本郵政の一強になってしまうことで価格面の高騰も、当然ながら想定されます。

 

これらはもちろん私たちが得意とする通販広告のあり方にも影響してまいりいます。

 

配送コストの増加や配送サービスの改悪によって、われわれは新たな施策が必要となるでしょう。

 

配送の施策など含めて、通販の未来にご不安がある方は是非一度、私までご相談くださいませ。下記のボタンから無料でご相談いただけます。

 

 

それでは!