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【 通販広告 】ターゲット1名を明確にする「 ペルソナ 」の本当の働きとは!?

【 通販広告 】ターゲット1名を明確にする「 ペルソナ 」の本当の働きとは!?

 

こんにちは、こんばんは株式会社イッテントッパ代表の 三村和範 と申します。

 

今回は「ペルソナ」についてお伝えしていきます。

新商品の立ち上げやリブランディング、CRMツールを一新するときなど、たびたび登場するのが「ペルソナ」の設定です。

 

ペルソナとは?

サービスや商品を利用する顧客の中で(ターゲットの中で)、「最も象徴となる利用者の人物モデル」を定義すること。年齢・性別・ライフスタイル・環境・収入・学歴・趣味など、具体的に利用者を絞り込むことで、ニッチな層に対して効果の高い広告を投下できたり、マーケティングに携わる複数の担当者同士の認識を統一して、施策のPDCAを回しやすくなるなどのメリットが生まれます。

 

そんなペルソナをぜひとも活用していただきたいのが、売上規模が1億円以下の会社様や、商品やサービスの数が少ない会社様です。

発展途上のブランドは広告にバンバン予算を使えないでしょう…。また、無理をしてターゲットをやみくもに広げても、顧客1人あたりにかけられるコストが低くなり、CPA、CPOが合わなくなります。

 

通販広告の実務ではペルソナを設定したうえで、下記のようなことに落とし込んでいきます。

  • 顧客の悩みの決定
  • 訴求方法の決定
  • デザイントーンの決定

見ておわかりのように、ペルソナはコンセプト設計と重なる部分や補完しあう部分があり、セットで考えていくことが有効です。

 

コンセプト設計とは?

顧客に対して「基盤となり、一貫させる主張(テーマ)」のことを言います。多くの場合で先にコンセプトを作ってから商品や広告表現を開発していきます。「どのような顧客が、何故、自社商品を受け入れてくれるのか」という分析結果と、企業や社員の想いからひらめくキーワードなどから糸を紡ぐように導き出します。

 

一見すると同じように見えて、ペルソナにはコンセプト設計にはない働きもあります。それが「企業側が顧客を選ぶ」という考え方です。

 

 

かつてアメリカで活躍していたコメディアンが、こんな言葉を残しています。

「成功のカギは知らないが、失敗のカギは知っている。それはすべての人を喜ばせようとすることだ」

これこそがペルソナの本質かもしれません。

 

誰にとっても中途半端にならず、求められるところに、求められたカタチで商品や広告を届けられるようにしていくことがペルソナであり、そのためにも顧客の本当の姿を知ることが大切になってくるのだと思います。

 

本日はこのへんで。通販にかかわることなら、広告のこと、アイディアのひらめき方、商品の作り方、システムの構築など、お困りごとはどんなことでも、イッテントッパにご相談ください!

 

【 通販あるある 事例 】新商品の価格ってどうやってつける?

【 通販あるある 事例 】新商品の価格ってどうやってつける?

 

こんにちは、こんばんは

株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

 

先日、弊社で関わらせていただいている会社様からこんな質問をいただきました。

 

「新商品の価格はいくらが適正だと思う?」

こちらの会社様は通販を立ち上げたばかりで「売価の設定」に悩まれていました。

 

実はこういった質問は何度もいただいたことがあります。そして私自身、過去に通販企業に属していた際に商品企画にも関わってきましたし、現在も自社(イッテントッパ)で商品開発・販売をしていますので、それなりに役立てていただける解答をしてきた自負があります!!

 

 

今回は【 通販あるある 】「初めての商品・・その価格のつけ方とは!?」について、私なりの考えを無料でご紹介しますので、「価格の設定がなかなかできない・・・」と悩んでいる方はぜひとも最後までお読みくださいませ。

 

 

1章【価格競争することなかれ】

さて、どの商品も最初は無名であり、どのようなブランドか消費者には認知がありません。

 

こういった場合の商品価格は、多くの場合で「競合志向型価格設定」という方法を用いて設定します。これはベンチマークとなる競合価格をもとに、自社製品の価格を決めていく方法。

 

例えばAmazonでダイエットのサプリを販売しようと思ったら、競合商品で最も売れている価格帯は2,000円〜2,500円となるため、設定する価格はそれに近くなるようにします。

 

しかし・・・あまたの類似商品があり、そこに先頭を突っ走る商品があるなかで価格を決めるわけですから、「大手の商品より、こっちにしよう♪」と消費者に選んでもらうためには、先程のダイエットサプリの場合なら2,000円以下の低価格帯に設定せざるを得ないですよね。

 

しかし認知力では大手に負けるわ、スケールメリットで負けるわ、売れても利益がでない・・・。

 

なので断言します!!人気商品の価格を下回る戦略は、よほどの勝算がない限りベストとは言えません。

 

 

 

2章【数字に強い経営者が陥りがちな罠】

数字に強い方が売価を決める際には「原価率35%の法則」や「コストプラス法」を用いることがあります。

  • 原価率35%の法則とは・・・利益−原価=「利益の65%」とすることで、送料やシステム使用料、人件費を差し引いてもギリギリ利益が出る。
  • コストプラス法とは・・・直接費(商品開発費用)+間接費(システム費や人件費)+必要な利益=「販売価格」とする価格設定方法。

 

これは1章でお伝えしたような「顧客目線」をいったん捨て、原価から計算して自社の都合で価格を決める方法です。

 

たしかに机上では利益を確保できる計算になりますが、この手法にはとても大きな落とし穴があります!

 

ご想像の通り「消費者が求めている価値と販売価格の不一致」ですね。「こんな高いのはいらない」と思われてしまっては、選択肢に入れていただくこともできません。

 

 

消費者に振り回されて価格を下げ過ぎたら利益が出ない…。自社にしっかり利益を出せる価格設定では、大手に太刀打ちできない…。

 

じゃあ、どうすりゃいいの!!??

 

初めて商品をつくる会社様は、こうやって「いくらがベストなんだろう・・・」という値づけの迷宮に入っていかれるわけですね。

 

 

 

3章【他社にはないオリジナリティ】

大手の競合商品より「高値」であっても、あなたの商品が選ばれるためには… そうやって悩んだ挙げ句、次に考えるのは「差別化・オリジナリティ」だと思います。

 

まだ見ぬ成分を入れてみたり、製法にこだわったり、デザインを複雑にしたり、容器にこだわったりと、今までにないものを開発されようとされているはずです。

 

しかしこれでは原価が圧迫して、先の「コストプラス法」でしか価格を決められない状況になります。

 

売るためには「オリジナリティ」は必要ではありますが、追求しすぎると自分の首を締めることになりかねません。

 

 

 

4章【費用をかけない差別化】

差別化はなんと「広告表現」を少し工夫するだけでも叶ってしまいます♪

 

広告表現の工夫は極論をいえば無料です。開発費用や時間を圧迫することはありません。

 

他社が入れていない成分を入れるのではなく、他社がやっていない表現で勝負するというわけです。

 

どう表現するかは、今回はちょっと記事が長くなってなってきたのでまたの機会とさせていただきますが、ヒントとしては「商品開発は広告表現開発」でもあることを念頭においてください。

 

そうすることで原価はおさえつつ、売価を下げることなく、差別化をはかることができますので、「競合と価格は同じくらいなのに、こちらのほうが効能がよさそう♪」とか「他社よりも高いけど、これならうなづけるわ♪」と思っていただける値段設定を行うことができます。

 

商品開発は、御社の商品開発部門とマーケティング部門(広告部門)が協力して行うことをオススメいたします!

 

 

この記事のまとめ

  1. ユーザーを意識するがあまりの低価格設定では、利益がない。
  2. ユーザーを無視した自社都合の価格設定では、売れない。
  3. ある程度高く設定した価格に「理由付け」するためには、オリジナリティを。
  4. 価格や成分(素材)で差異を出すのではなく、広告表現でオリジナリティを演出するべし!
  5. 商品開発には「広告表現開発」が重要である!

 

 

広告による差別化を、現在弊社も実践しています! 気になる方「詳しく聞かせてくれ」という方は、下のボタンから気軽にお問い合わせください!!! またこの記事の感想をお寄せいただけるとモチベーションになりますので、ぜひとお願いします。それでは!!!

 

 

 

最恐の 通販マーケティング 術のヒントは、「宗教」にあるかもしれません。

最恐の 通販マーケティング 術のヒントは、「宗教」にあるかもしれません。

 

 

そんな怖い文頭からはじまりました。

こんにちは、通販 専門の 広告代理店 「イッテントッパ」のオオタハラと申します。

 

怖い書き出しではあるものの、よくよく読んでみると、くだらない中に、ためになることもある(?)内容だと思うので、気持ち悪がらず(笑)できれば最後までお付き合いください。

 

では、はじめさせていただきます♪

 

 

最恐の 通販マーケティング 術のヒントは、「宗教」にあるかもしれません。

 

さてさて、昨今話題になっている「某教団」もそうですが…、

 

「それ」を信じ、「それ」のために私財や時間を投じることで、「それ」が自分を救ってくれる。「それ」のおかげで、来世には素晴らしい人生を迎えられる。

 

というのが、そもそもの「宗教に入信」→「熱心に継続する目的」ではないでしょうか?

 

ちなみに、某新興宗教の信者さんは、“やがて世界は終焉を迎える。地上に残されるのは、その宗教の信者だけである。”という教えを心から信じているそうです。

 

さて、驚くことに、各新興宗教団体の「信者さん勧誘場所」は、令和のこの時代にあっても対面での「ソーシャルイベント」だそうです。

 

例えば「無料コンサート」「講演会」「ワークショップ」「ボランティア活動」「ヨガ教室」「占い体験」「自己啓発セミナー」などで集客をし、教団関係者はそこでターゲットになりそうな人を見つけて「次は◎◎で開催しているから、またきてほしい♪」と声をかけるそうです。

 

やがて活動に参加することを習慣化させ、合宿などを通して、少しずつマインドコントロールにかけていくんですって。

 

 

下は本当にあった事例です。

 

ゴスペルコンサートを聞きに来たはずが、「次は一緒にステージに立たない?」と声を掛けられ、ゴスペルを通して「宗教の教え」を学ばされ、気がついたらズブズブに…。

 

ヨガ教室にきたはずが、「体の中に悪いものが憑いているから、それをお祓いしないと健康になれない!」と声をかけられ、「やったほうが良い」「人生が変わるよ!」と複数人に諭され、お祓いの後には「定期的に祓わないと、また体調が悪くなるよ!」と脅され、気がついたらズブズブに…。勧誘している側にも悪意がないから、たちが悪い(笑)

 

そうやって信者になっていった人のほとんどは、自分にメリットがないのに、家族や友人、職場の人たちを「この人達も救ってあげなきゃ!!」と、勝手に勧誘を始めるそうです。

 

そして面白いことに、新興宗教の会報誌には、「こんな商品・メリットがあるからお金を使って!」「信者を増やして!」なんてどこにも書いていません。書かれているのは宗教の教え、政治の話、信者さんの生活、イベントの告知や活動報告などがメイン。

 

なのに、信者は勝手に私財を投げ売って、勝手に勧誘活動に汗を流してくれる。

 

規模にもよりますが、数十万円〜2百万円規模のイベントを1回開催すると、3〜5人の新規(信者)を獲得できるそうで、そのうち熱心に活動してくれるのが、おそらく1〜2人。2人に壺やハンコを売って、200万円の私財を回収し、その2人が新規獲得のために勝手に働いてくれる。

 

善悪はいったん置いておいて、まぁ、よくできているビジネスモデルだなぁ〜と…。

 

 

 

あれ? これって、 通販マーケティング にも使えませんかね?(というのが、今回の記事のキモです!)

 

実を言うと、かつて私が所属していた化粧品の通販会社も、月に1〜2回、超高級ホテルでお客様と社長が食事をしながら会話を楽しむ「お客様座談会」や、実店舗での「メイクレッスンイベント」、「催事のスポンサー活動」などなど…、枚挙にいとまがないほどのソーシャルイベントを積極的に行っていました。

 

 

そこでは商品を紹介したり、売りつけることはしませんでした。ただただ、一般的なスキンケアを使い続けると肌はどうなるのか? ウチのスキンケアを使うとどうなっていくのか? を実験を用いながら、お客さまにお伝えしていただけです。

 

そんなソーシャルイベントでファンになっていただいたお客様は、皆様口を揃えて「もう他社の製品は使えない!」「これを使わなきゃ、肌がボロボロになる!」と鬼気迫る雰囲気で製品を買ってくださっていました。生涯顧客単価(LTV)は、低い人でも5万円とか、多い方では100万円以上がザラでした。

 

また、頼んだわけでもないのに、ファンになってくれたお客様が自発的にスピーカーになってくださり、口コミでご家族・お友達に商品を広めてくれたんです。

 

その結果どうなったかというと…、田舎の化粧品通販会社が、最盛期には年商200億を超えるほどに成長していました。(もちろん製品の質は高かったので、悪意のある勧誘ではありません。そこは悪しからずです)

 

さらにあるとき、この会社で予想だにしない事態が起こりました。

 

「クロスセル」「定期購入」が、日に日に倍×倍で増えていったんです。メイン商材である化粧品で入ってきたお客様が、特に告知もしていないサプリメントや食品も一緒に購入してくださる…。おそらく「この会社が売っている商品なら、どれも間違いがないはずだ!」と思ってくださったんでしょうね。

 

「売る」「売りつける」ことを目的とせず、「救う」「教える」を目的にしたことで、結果的に利益がついてくる…。まさに『ブランディング』を体現したビジネスモデルでした。

 

んん〜〜〜先の新興宗教と、よく似ていますね(笑)

 

 

ここまで話してきて、「結局アンタ、なにが言いたいの?」って、まだ「ピン!」ときていない人のために、もっと分かりやすく話します。

 

私は宗教をバカにしているわけではありませんし、過去の仕事に後ろめたさを持っているわけでもありません。「学ぶことが多い」と本気で思っています。

 

今、御社が取り組んでいる販促の内容を思い出してください…。

 

 

\こんな販促していませんか?/

  • WEBや紙だけでのコミュニケーションをしていませんか?
  • お客様取材を積極的に行わずに、「愛用者の声」を捏造していませんか?
  • WEB広告や紙の広告が、商品情報だらけになっていませんか? 会社の理念や、働いている人の顔が見えないのはNGですよ。
  • カスタマーセンターから、お客様情報(クレームや感想)の聞き取りをしていますか?
  • 「商品のファン」はいるものの、「企業のファン」がいない状態じゃないですか?

 

多くの通販会社さんが思っている以上に、お客様と顔を突き合わせて、商品に込めた「想い」を語ることは、ロイヤルカスタマーの育成には重要な戦略。企業がかけるべき労力です。

 

お客様取材だって、商品の感想を聞くことを目的にしていては勿体ない。実際にお会いして、より企業のファンになっていただくためのチャンスです!どんどん遠方まで足を伸ばしてください。

 

商品の良さ、配合している成分のこだわり、開発者の声、愛用者の声を見て購入してくれたお客様は、その「いち商品」が好きなだけです。だからすぐ他社の商品に浮気します。そして「クロスセルがうまくいかない…」なんてのも、当たり前です。広告物ではもっと企業の想いや、お客様への想いをたくさん伝えてください。

 

「お金がないからソーシャルイベントができない…」「スタッフが少ないからイベントができない…」それは言い訳です。全国の郵便局、図書館や公民館などの国の施設、ライブステージのあるレストラン、お祭りへの出店などで安価に催事ができます。

 

 

これ「嘘」「極論」だと思っていません?

 

いえいえ事実です。なぜなら世界中の新興宗教が、そうやって信者さんを増やし、とんでもなく大きなビル・建造物を建てています。

 

宗教の勧誘は確かに「良くない面」はあるので、そこは真似せず、「これはビジネスで使える!吸収しよう!」という部分をしっかりと見極めて、どんどんロイヤルカスタマーを育成していってください!!!

 

私たち株式会社イッテントッパは、ここには書けないような、より深い通販戦略事例を数々実践してきました。

 

通販のお悩みごとがありましたら、ぜひ下のボタンでお悩みごとを書きなぐってください。

またこの記事の感想も、お寄せいただけたら幸いです!!!

 

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

あなた様の明日のお役に立てましたら幸いです。

 

 

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【 社員の育て方 】後編 社員の心に火をつける

【 社員の育て方 】前編 育たない原因を明らかにする

「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」ってなに?

こんにちは、こんばんは

株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

通販広告・ダイレクトマーケティングの“いま”を1分で読める記事にしてお届していきます。

 

今回は「ブラックフライデーとは!?」についてです。

 

近年、11月の後半になるとブラックフライデーと銘打って大特価セールが開催されるようになってきました。今年も盛り上がっていたようですね。

 

周知の事実かもしれませんが、これはアメリカの風習で、11月の第4木曜日である「感謝祭の翌日」にあたる金曜日から始まるセールのことを指します。

 

最近できた風習かと思いきや、1960年代から始まっており、もう60年近い歴史があるそうです。日本でもアメリカ発のブランドがこのセールを始めたりして徐々に認知が広がっていった印象があります。特にAmazonがチカラを入れてCMなどもやっていますよね。

 

ブラックフライデーに近いセールに「サイバーマンデー」なるセールも最近はよく聞いたりします。

 

サイバーマンデーも感謝祭を起源としたセールになり、感謝祭から4日後の月曜日に開催されるセールを指します。だから同じ時期にブラックフライデーとサイバーマンデーが重なっているわけです。

 

ですが、同じ「セール」であっても、意味合いはちょっと違います。

 

サイバーマンデーの名前には「サイバー」とつくだけあって、主にオンラインショッピングで開催されるセールのことだそう。

 

一方、ブラックフライデーは店舗での開催となります。とはいえ、店舗ではブラックフライデー、オンラインではサイバーマンデーと棲み分けがあったのですが、今は店舗もオンラインも分別がなくなり、境界線は曖昧になってきています。

 

今年の日本の様子を見ると、店舗もオンラインもブラックフライデーに統一された感じがありますね。

 

さて、このブラックフライデーですが、本国アメリカではオンライン支出は過去最高に増加する想定が立てられています。実際26日時点では1分あたり350万ドル以上の支出があったとか。

 

ちなみに、アメリカでの売れ筋は、家庭用のゲームソフト「ジャスト・ダンス」、VRのヘッドセット、iPadNintendo Switchだったそうです。

 

かくいう弊社も、自社商品が徐々に売れ行きを伸ばし始めて、ブラックフライデー中には、過去最高の販売額を達成しました。

 

まだまだ日本では馴染みの薄い「ブラックフライデー」を、どのようにキャンペーンに取り込むか…、それが日本中の販売メーカーの課題になるかもしれません。

 

ブラックフライデー対策や、「Amazonで販売実績を伸ばしたい!」と考えている企業様は、無料相談でお話をお伺いさせてください!

 

無料相談はこちらから>>メールで気軽に相談窓口

UXライティング(操作性の良い言葉)で通販の売上が変わる!!

今回は私オオタハラがお話しさせていただきますね。

 

先週、某お弁当屋で「チキン南蛮弁当」を注文しました。「野菜も食べなきゃ…」と思い、レジの人に「あ、すみません、サラダもつけてください」と伝えたところ、「サラダ南蛮で良いですか?」と聞かれました。

 


私⇒(メニューを指差しながら)「え、ええ~っと、『これ』に『これ』をつけてください」

店員さん⇒「はい、ですから“サラダ南蛮”ですね?」

私⇒「は、はぁ…」


 

出されたのはチキン南蛮の入った容器に、サラダも入ったもの。なので、提供スタイルのイメージは違いましたが、結論として品数は合っていました。

 

別日のこと、自宅の書類を整理したくてクリアファイルを買いに100円ショップに行きました。文具コーナーを探しても見当たらなかったので、店員さんに「すみませんクリアファイルはありますか?」と聞きました。首をかしげる店員さん。

 


私⇒「えと、あの、紙をはさむA4サイズくらいの透明のフィルムです」

店員さん⇒「あぁ!クリアホルダーですね!」

私⇒「あ、えと…、ペラペラのプラスチックフィルムで、1袋に5~10枚くらい入っているやつです」

店員さん⇒「はい、なのでクリアホルダーですね」

私⇒「う~ん、えっと、クリアホルダーを見せてもらっていいですか?」

店員さん⇒「はい、こちらです!」

 

目の前にあったのは、私が「クリアファイル」だと認識していたもの。

 

店員さん⇒「クリアファイルとクリアフォルダーの間違え、よくあるんですよね~」

私⇒「そうですか・・、私は一般的にこれをクリアファイルと呼ぶと思っていますが・・」


 

さてさて、そんな経験をして、今回私がみなさまにお伝えすることはユーザーエクスペリエンス(UX)ライティングについてです。

UXとは「ユーザーが、ひとつの製品・サービスを通じて得られる体験

UXライティングとは「言葉で、サービスや価値のイメージを均一化して伝えること」

 

簡単に言えば「操作性の良い言葉選び」についてお話したいと思います。

 

ご自分の周りで使用している用語を、そのまま販売サイトに記載したり、日頃の営業トークに使っていないでしょうか? この現象、先の「サラダ南蛮」「クリアホルダー」しかり、実は多くのシーンで見かけます。

 

具体的な事例を挙げますと、販売サイトで「クレンジング」を紹介していたが、なかなか反応が悪い・・。それを「メイク落とし」と記載した途端に、60代の購入が10%以上増えた!!ということがありました。「クレジング」なんて、普段から当たり前に使っていた言葉が、実は60代にとっては「メイクを落とす商品」と直感で伝わっていなかったのです。広告コピーは2秒で伝わらなきゃ駄目ですからね。

 

他にも、エッセンス(美容液)、ローション(化粧水)も、多くのシニアターゲットに伝わっていないことが多かったです。

 

さらに、キャッチコピーで使われがちな「造語」も注意が必要です。化粧品の「あこがれ肌」「白磁器肌」「閃光肌」「透明肌」なんて、売上に貢献しないコピーの代表です。(データを元にしています)

 

ぜひ今、あなたの会社の販売サイトに書かれてある文言を、あなたのご両親や、お爺ちゃん・お婆ちゃんの顔を想像しながら「この言葉って伝わるかな?」と細かくチェックしてみてください。購入ボタン・問い合わせ先の表記などなど、意外なワードが足を引っ張っているのかもしれませんよ。

 

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考えればわかるじゃん!!という私の口癖。

今回は私 オオタハラ が担当します。いつもより、ちょっと性格の悪い記事ですので、閲覧注意でお願いします。不快になっても許してくださいね。

 

さてさて、私には、社内で使用を禁止されている口癖があります。

 

それが「考えればわかるじゃん!!」というものです。

 


 

▼例1

近くに大型のスーパーマーケットができたのなら、スーパーに並ぶ野菜・魚・肉と「どう違うのか?」を、消費者に明確に伝えないと、商店街の八百屋・魚屋・肉屋は「品揃えと価格」で、スーパーに淘汰されていくでしょう・・・。これまでどおりの経営をしていたら、シャッター商店街になる未来なんて・・・「考えればわかるじゃん!!」

 

▼例2

TSUTAYA、GEOなどの実店舗や、多種多様なWEB店舗(amazonとかも)が乱立しているのに、ゲームソフトの販売店、個人経営のレンタルビデオ屋、昔ながらの書店なんて淘汰されるのは・・・「考えればわかるじゃん!!」

 

▼例3

メルカリが市民権を得ているのに、品揃え・価格で古着屋が勝てるわけない!なんて・・・「考えれば分かるじゃん!!」

 

▼例4

私はYou Tubeを見ていて、そこに表示される広告から物を買うことは99%ありません。You Tubeを楽しんでいる私にとっての広告は「目障りで、邪魔で、イライラする存在」なのですから。その広告に良い印象を持つことは絶対にないのです。なのに多くの通販企業の方々が、一昨年からずっと「You Tubeで広告を出さなきゃ!」と躍起(やっき)になっています。

その躍起になっている方々にお伺いしたい・・。「あなたはYou Tubeの広告から、物を買ったことがありますか?」と。そして実際にYou Tubeの広告でいくら儲かったんですか?と。自分は買ったことがないのに、他の人は買うかもしれない♪って、そんな虫のいい話は、ありえない ってことくらい・・・「考えればわかります」よね?

 

▼実際にあった具体例

農家さんから「うちの野菜で化粧品を作ったのでプロモーションをお願いしたい!」「雰囲気は資生堂のSK-Ⅱみたいな感じで!」なんてオーダーをいただいたとします・・・。(←農家ではありませんが、とあるメーカーから近いオーダーを受けたことがあります)

その農家さんに「農家というビジュアルやコンセプトを押し出すこと」で、ユーザーに端的に「素材へのこだわり」が伝わり、他社のスキンケアと差別化できる! だから「SK-Ⅱ」ではないと思う。みたいな説明したところ、「それはあなたの主観でしょ?」「その根拠は?」みたいな意見をいただきます。これと同様のケースが、私が広告屋をスタートして約20年間、本当に多い・・・・。競合調査(価格帯・市場・成分などを鑑みたもの)をした上で、制作に莫大な時間がかかる資料を用意せずとも、農家ブランドで攻めたほうが「引き」があるって・・・、「考えれば分かるじゃん!!」

 


 

考えればわかるのに、考えない人が多いから、日本中のあちこちでシャッター商店街が増えたり、町の書店が潰れてたり、代理店にカモにされて、よくわからないメディアに広告費を費やす通販会社が多いです。「これはヤバいぞ・・」⇒「じゃあどうするか?」を自分で考えて、実践して、テストして、正解にたどり着く。このフローを自分でやって知見を溜めることが何よりも大切なんだと思います。さらに「あなたのことを考えてくれた人」を大切にしてあげてくださいませ。

 

ですが、こんなことを言っている(言ってきた)私に、弊社の代表・三村はこう言いました。

 

「考えてない人が多いから、私たちが必要とされているのでは?  むしろ喜ぶべきでは?」

「そういう企業に、考えればわかるじゃん!と言っても通用しないし、乱暴だと思われて損をする」

「このデータをもとに考えてみてください。ほらこのままじゃヤバいでしょ? だから売り方を変えなきゃ!こんな売り方どうですか? を提案するのが我々の存在意義」

 

そのとおり過ぎました。それが私の仕事でした。反省です。「考えればわかるじゃん!!」封印します!!!

 

最後に「考えた」企業の事例をいくつかご紹介して終わりとさせていただきます。

 


 

▼スマホカジュアルゲーム業界

「カジュアルゲーム」とは、スマートフォンで遊べる「あえてゆるい」フリーゲームの総称。収益はゲーム内で表示される広告による広告収益。ゲームに詳しい方ならばご存知かと思いますが、『PUBG』『荒野行動』『ウマ娘』『ポケモンGO』『フォートナイト』『APEX』というオバケタイトル(もちろん無料+広告もない)が軒を並べ、さらにエヴァンゲリオンや鬼滅の刃のような人気アニメとのコラボまでやってのける大型タイトルがある中で・・、

「画面をタップすると、見たこともないキャラクターがジャンプして、障害物を避ける」みたいなカジュアルゲームなんて、だれがやるの? 「暇つぶし」だったら今はYou TubeやTikTokがあるじゃん! と・・・、「考えればわかるじゃん!!」と思っていました。

 

ところがところが、そのカジュアルゲー業界に旋風を巻き起こしたのが「面白法人カヤック」という神奈川の企業様。「面白いゲームを作れば絶対に遊んでもらえる!」みたいな、作り手の盲目なエゴを全面に出さず、通販業界ではご存知の「ターゲティング・ABテスト・LTV・CPA(この場合はインストールなので、CPI?)」などのマーケティングの考え方を取り入れたそうです。

 

その結果どうなったかと言うと、カヤックの制作したカジュアルゲームは、昨年16か国の無料ゲームの中で、ダウンロード数NO.1に輝いたそう。なんとその数は1億ダウンロード以上。まさに「考えた」企業様でございます。

 

 

▼飲食業界

「コロナの影響で閉店せざるを得ない」と下を向いている飲食店が多い中、今注目されているのが「ゴーストレストラン」という手法。2018~2019年にニューヨークで誕生した飲食業態ですが、昨年から日本で密かなブームを起こしています。どういうものか?と言いますと、簡単に言えば「無店舗型の宅配専門の飲食店」です。

「私がつくるケーキは友だちに大好評♪ 販売してみたいけれど、ケーキショップを構える費用がない」そんな人でもゴーストレストランを用いれば、最低限の準備金で販売が可能になるんです。

 

その仕組の一例を挙げますと・・・、近くの居酒屋さんに住所だけ間借りさせてもらって、Uber Eatsに自分のケーキ屋を登録。住所は間借りした居酒屋のものを使用。つまり・・・、Uber Eatsでケーキの注文が入る ⇒ 居酒屋にケーキを持っていき、そこで配達員に渡す ⇒ 配達員がケーキを届ける ⇒ 収益化 といった手法です。なんと月額500万円以上の売上を出している新規参入の「個人」がいるそうです。

 

▼他にも

介護職の人材派遣会社だった「エス・エム・エス」は、医療従事者向けの求人情報紹介や、葬儀社の紹介サービス業を新たに展開。「高齢化社会のインフラを創造する」というモットーで、ここ10年の増収率は17.2%増。介護分野で競合が乱立する中、高齢化社会の総合商社というポジションを確立しました。

 

福岡県の方々には有名な「ドラッグコスモス」は、この10年の増収率が12.8%増。郊外だけでなく、都心にもドラッグストアが乱立している中で、日本版顧客満足度指数(JCSI)では数年間NO.1を維持し続けています。私の自宅の近くにもドラッグコスモスは何件かありますが、正直他のドラッグストアと比較して、価格が安いわけでも、品揃えが豊富なわけでも、ポイント還元率が高いわけでもありません。ただ、見回すと店内やトイレの清掃、レジ待ちの解消、入りやすい入り口作りは徹底されている様子。営業時間、価格勝負やPB商品で勝負するドラッグストアが多い中、「顧客満足」に特化させた成功事例だと思います。

 


 

こうやって、常に考えることが大切だと思います。考えればきっと一歩前進するはずです。 「今年は去年の繰り返し」「今日は昨日の繰り返し」にならないよう、日々進化を続けてください。かくいう、私たち株式会社イッテントッパも、社会に必要とされ続けるために、企みとテストを繰り返している最中です!

 

▼イッテントッパに質問がある人はお気軽にどうぞ

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私を変えた「成功者の金言」たちvol.1 あなたの会社の健康寿命を延ばしたい

こんにちは、突然に髪を脱色して、お取引先をザワつかせた大田原です。

 

さて、今回はちょっとだけ趣向を変えて、私が過去に「目からうろこ」が落ち、以降の生き方・考え方を変えられた言葉をご紹介しようと思います。(これ、定期的にやっていきますね)

 

 

[ 東京の某健康食品通販メーカーの社長様のお言葉 ]

とても懇意にしてくださり、私の恩人であるお方です。また、私がお打ち合わせで東京に行くたびに食事に誘っていただき、有名店・隠れ家的小料理屋・芸能人が経営している飲食店などなど、多くの高級店でご馳走してくださいました。

 

で、あるときの食事中、私がお尋ねしました。「社長って、いつもこんなに美味しい食事をされているんですか?」と…。

 

するとこんな言葉が帰ってきました


私たちの関係なので。今日は初めて正直にお話しますね。こんな良い食事は、接待の際や、お世話になっている人と一緒のときだけです。なぜなら、この食事代も、私が今着ているスーツの購入費も、すべての出どころは、私が売っている商品を信じて、それに助けを求めた「現在は健康ではないお客さま」のお財布から。もしかしたら、少ない年金からやりくりしてくれたお金かもしれない・・・。「これで命をつなごう」「明日の希望につなげよう」と、藁にもすがった方々のお金かもしれない・・・。そう考えると、自分の私利私欲のためには使えません・・・。だからこの食事は「ただ楽しく飯を食おうぜ!」ではなく、大田原さんがウチの会社をもっと好きになってくれて、そうすることでお客さまに「よりよい広告や企画」をお届けできるのでは、という期待を込めたものです。そういう背景があることを理解して、これからもそういう方々のお役に立つ広告や企画を一緒に作ってくれたら嬉しいです。


 

これを聞いたとき、私は頭をバットで殴られたくらいの衝撃を受けました。そして深く反省をしました。このときの私は「どうやって稼ぐか?」ばかりを考えていましたので。物事の本質を見失っていました。

 

私の回りには、マネーゲームに熱中するがあまり、徐々に収益が悪化していったり、吸収合併・買収された企業さんが多くあります。「利益」だけを目的にしていたら、原価を下げて、販売価格を上げて、協力会社への支払いは叩いて…みたいな、周りを不幸にするビジネスになりがちです。そういう企業って、私が知る限り寿命が短いように思います。よくて4〜5年。

 

私が尊敬している「松下幸之助 大先生」の言葉に、こういうものがあります。


正しい広告、宣伝は、社会になくてはならないものだ。 良い製品であればあるほどより早く、より広く、世間に知らせることが企業の義務である。

私の訳)広告は本来、ものを売るためのものじゃない。自分たちが作った自信作を、世の中に知っていただくための手段であり、企業の義務です。


 

お客さま・会社の仲間(部下や上司)・取引先の協力会社・あなたの家族 がハッピーになるためのお仕事をしていきたいものですね。

 

最後に、「自分で商品を作って、自分で広告を作って売る企業を立ち上げたい!」と目をキラキラさせていた12年前の私に、福岡では3本の指に入る超大手通販企業の、企画室室長様が言ってくれた言葉をご紹介。


その商品を販売して、お前がどう変わるか? では絶対に成功しない。その商品で、世の中を・・、消費者をどう変えるか? を忘れてはいけない。


 

成功者の方々は、同じようなことをお考えですね。

 

 

どうかあなたさまの会社が、1日も長く、お客さまに愛される企業でありますように。

 

 

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【アイデアひらめき事例】アイデアが止まらない国民的「おやつ」とは!?

こんにちは、こんばんは

株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

 

通販広告・ダイレクトマーケティングの“いま”を1分で読める記事にしてお届していきます。

今日は「身近に広告づくりのヒントはいっぱいありますよ!」というお話です。

 

歴的な発見や発明も、身近なものがきっかけで誕生することがありました。

例えば一番有名な話はニュートンではないでしょうか。りんごが木から落ちるのを見て、「万有引力の法則」をひらめいたと言われています。

 

他にも身のまわりで例をあげますと、電車の切符を入れる「自動改札機」もそう。横に入れた切符が、まっすぐになって出てくるわけですが、この仕組みにも身近なものがヒントになっていたそうです。それが、川に流れる「笹の葉」。笹の葉が石にあたるたびに方向が変わるのを見て、その原理を改札機に取り入れたそうです。

 

こういった身近なものの応用は、なにも発明だけでなく、広告づくりでも活用できます。

 

自分の事例で申し上げますと・・・、

 

例えば「シニア層に向けたコラーゲンジェルの販売」を目的とした折込チラシを考えていたときの話です。

僕はどうやったら「シニア層」にもっと「フレンドリー」な感覚を持って折込チラシを読んでいただけるかを検討していました。

 

文字を大きく、読みやすくする

難しい言葉づかいをせず、やさしく表現する

体験談の語り手を読み手の年齢に合わせる

どハデな色づかいは避ける

 

ということを盛り込んでいきましたが、「まだ、何か足りない…」と感じておりました。そんなとき、コンビニで目についたのが国民的なおやつ「ぽたぽた焼き」です。やさしい書体で「ぽたぽた」とひらがなで書かれています。

 

僕は「これだ!」と思いました。メインキャッチは「手書き書体」で「ひらがな」という点をひらめきとして取り入れたのです。それまで、このコラーゲンジェルのメインキャッチは「ハリがピーン!」のようなものが多かった印象でした。そこで、ぽたぽた焼きを取り入れたことによってメインキャッチに「“こらあげん”」という文字を入れ、コラーゲンをひらがな化して、商品の「そもそも」を説明することにしました。

 

チラシの背景色もこれまでのピンク系から、心までほっこりしそうなオレンジ色に変えたのを覚えています。

 

この企画は大あたり!

チラシの鮮度が落ちるまで、何度も増刷がかかりました。

 

他にもユニクロを見て取り入れたアイデアや、吉野家を見て取り入れたアイデアなど枚挙にいとまがありません。

「アイデアがわかない…」「つくる広告のまんねり化…」で悩んでいる方は、デスクやPCに向かっているとき以外にもつねに「課題のアンテナをたてておく」をオススメしています。

 

いつもの帰り道が、実はアイデアであふれていた!ということにも気づくはずです。

友達との会話が、このうえないブレストタイムであることにも気づくはずです。

いい広告づくりは「その広告のことを考えた時間の総量」であると思っています。

ぜひ、頭に「課題」のアンテナを立て、毎日を過ごしてみてくださいね。

 

「売るアイディア」で困っている方は、ぜひ弊社イッテントッパにご相談くださいませ。

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【景表法】で一発アウトにならないための「必見ヒント!」通販編 【薬機法(薬事法)】についてもちょっとだけ

こんにちは、本日はオオタハラがお送りさせていただきます。

 

GWはいかがお過ごしでしたか?

緊急事態宣言下だったので、表立って「旅行を楽しんだ!」とは言いづらい空気になっていますが、私はそんな風潮の中、消毒スプレーを携帯しつつ40歳過ぎて自分探しの一人旅に出ていました。(無事、自分が見つかりましたw)

 

で、突然なんですが、薬機法(以前は“薬事法”と呼ばれていたもの)はご存知ですよね?

とーっても分かりやすく言いますと、化粧品や、健康食品では「効能効果」を表示してはいけませんよ という法律でございます。化粧品で語れる効果は「保湿」。健康食品で語れる効果は「毎日のサポート」。それだけです。通販広告でありがちな「肌のリズムを整える」や「栄養補給」なんて表現は、もってのほか。完全アウトなんです!

 

厚生労働省様がおっしゃるには「医薬成分として認可していないものには、効き目がない」とのこと。う~ん、本当にそうでしょうか? 個人的な話ですが、私は以前不調が続いた際に「β-グルカン」という成分を健康食品から摂ったことで復調した経験があります。なので、何でもかんでも一括にして「効かない」としているのは、少々乱暴かと…。まぁたしかに、なんの効果もないのに、あたかも「神がくださった神秘のエキス感」満載の真っ黒広告もあるので、一括にして取り締まらないと「個別に見てる暇がない」というのもわかりますが…

 

と、話がそれてしまいました。

 

今回はですね、そんな薬機法ではなく、通販メーカー様や広告制作に関わる方が、「今」気をつけないといけない 不当景品類及び不当表示防止法(通称:景表法)についてのお話です。

 

これは色々とメンドーな法律なので、ひとまずは「嘘や誇大広告はNG」というものだと考えれていただければOKです。管轄は消費者庁です。

 

実は昨今、薬機法よりも、この景表法での吊し上げ(課徴金納付命令)が相次いでいます。以前は「プレゼント(景品)の価格価値に気をつけておきゃいいんでしょ?」くらいのことで、多くの人が甘く考えていましたよね。私もご多分に漏れません。それが2年ほど前からは大手通販メーカーが続々と指摘を受け、その「やばさ」を我々は知ることになりました。「過大広告」といっても、WEB上でのたった数行の「コピー」で、1,000万円以上の罰金ですよ…、他人事じゃなく震えます。

 

いくつか説はあるのですが、濃厚なのは「消費者からの消費生活センターへの通報」が発端となっているようです…が、実際は「競合他社の嫌がらせ」だったり、「ネガティブな辞め方をした元社員からのタレコミ」が多い…という噂もあるようです。

 

薬機法の指摘は、多くの場合で一発アウトというイメージはなく、行政指導⇒従わない&悪質な場合は刑事処罰となることが多いようです。発覚もよほど目立つ大手企業&悪質でないのであれば、厚生労働省や薬務課に発見されることも、正直少ない印象です。(←あくまで印象)

 

それに比べて景表法は一発アウトになることが多いようですね。

 

消費者から消費者庁への通報 ⇒ 表記違反の疑いがかけられる ⇒ 消費者庁もしくは自治体から指摘が入る ⇒ 違反と思われる表記のエビデンスを求められる ⇒ エビデンスが裏付けとして認められない ⇒ 立入検査 ⇒ 拒否すると最大で500万円程度の罰金or懲役刑が発生 ⇒ 表記の違反が認められると、高額な課徴金の納付命令が…

という流れになるようです。

 

では、どんな表現がアウトになるのか? 過去の事例をご紹介しますね。

 

▼平成24年

基礎化粧品

「気になるシワを一瞬で!?形状記憶」

 

基礎化粧品

「塗って90 秒で角質層に浸透した酸素が、くぼみを押し上げ、シワを目立たなくします」

 

 

▼平成25年

ダイエット健康食品

「食べたカロリー・溜まったカロリーなかったことに!」

 

ダイエット健康食品

「寝ている間に勝手にダイエット!?」

 

 

▼平成26年

ダイエット健康食品

「飲むだけ簡単!脂肪 燃焼専用サプリ」

 

ダイエット健康食品

「これらの自然植物が、糖分・脂質・炭水化物のカロリーをサポート」

 

除菌商品

「ウイルスを98.4 パーセント以上除去したり、嫌な臭いのニコチン、これも89 パーセント以上を除去、という風に、抗ウイルス、除菌、さらには、消臭までしてくれるということなんですね。」(TVショッピングでの発言)

 

 

▼平成27年

活性酸素除去 健康食品

「ガンの原因である活性酸素を除去する“プラチナコロイド”配合飲料」

 

ダイエット健康食品

「食べ過ぎたと思ったその場で飲んで、お茶碗およそ3杯分のご飯の炭水化物をカット」

 

 

▼令和元年

ヘアケア健康食品

「さぁ黒活をスタートしましょう!黒フサ習慣」

 

プロテイン系健康食品

「太る専用のプロテイン」

(課徴金の合計納付額は1,305万円)

 

ダイエット健康食品

「生きた酵素と酵母、乳酸菌、さらに白キクラゲ由来の成分をたっぷり配合した新しいダイエットサプリ」

(課徴金の合計納付額は1,581万円)

 

また、「先着◯◯名様限定!」「◯日間限定SALE」なども、虚偽であれば景表法に抵触してしまうので、これら「アオリ目的で今まで当たり前に表記してきた細かい文言」にも注意してください。

 

景表法を防ぐためには、とにかくどんな小さなことでも「嘘」を書かないこと。それだけを意識していれば罰則を受けることはありません。タレコミをされても、嘘じゃないことを証明できれば良いのです!

 

弊社イッテントッパでは、薬機法・景表法に配慮しながら、最大限に売れるアイディアをご提案いたします。「新しく広告を作って欲しい」「今使っている広告が心配だからチェックして欲しい」という方は、ぜひご相談くださいませ。

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1年後は「ターゲティング広告」の大変革期!?

こんにちは、こんばんは

株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

通販広告・ダイレクトマーケティングの“いま”を

1分で読める記事にしてお届していきます。

 

今回のテーマは「IT新法」についてです。

 

聞き慣れない法律だと思いますが、

実はIT新法は今年の2月1日に施行済み。

 

目的としては、巨大IT企業を規制するための法律となります。

 

ってか、

巨大IT企業って何??という感じですが、定義はあります。

対象となるのが日本での売上が

3,000億円以上の通販サイトや、

2,000億円以上のアプリストアです。

 

数千億円は、巨大も巨大!

日本の単品通販でめちゃめちゃ大きいと

言われている企業様でも200~300億円。

 

超巨大企業やサービスを相手にした法律といえますね。

 

そんなに大きな売上を持つ通販サイトや

アプリストアは限られていますので、

「名指し」こそしていないものの対象が明確といえますね。

 

つまり楽天さんやヤフーさん、アマゾンさん、

アップルさんがその標的となっています。

 

どんな内容の法律かをカンタンに説明すると…、

 

元締めである会社が、

立場を利用して出店企業にムリを求めないように!

一方的に規約や契約を変えないように!

 

ということが決められました。

 

 

実はIT企業への規制は欧米でも強まっており、

世界的な流れになっています。

 

ヨーロッパやアメリカのこの手の法律では…

サイト内の商品ランキングの格付け方法を

みんながわかるように!

だったり、

 

出店している事業者の販売データを

勝手に使わないように!

等々、

 

日本より細かく、厳しいものが盛り込まれているようですね。

 

さて、日本のIT新法、今年施行されたばかりにも関わらず、

ここで新たな項目が追加されようとしています。

それが、「インターネット広告への規制」です。

 

 

政府が取りまとめた最終報告では

広告効果を評価するための体制の整備

不正行為に関する情報開示を求め、

課題である透明性や公平性の向上を図る

などが盛り込まれています。

 

まだ概論だけのようで、

実務にどう落とされるかは不透明です。

 

というのもこの規制はフレームだけ決めて、

実際の取り組みは各企業に委ねる方針がとられているからです。

 

ぼんやりした規制ではありますが、

具体的にひとつあげることができます。

 

それが「ターゲティング広告」に関する規制です。

 

サイトの閲覧・購買履歴を勝手に使って、

その人の好みを表示させることに、

その個人データの使用条件の開示や使用方法に

規制が入ると見られています。

 

「ターゲティング広告」の運用が劇的に変わるのか…

変わらないのか…は今後、見守る必要ありますね。

 

一方、新法によってクリック回数の水増しなどで

不正に広告収入を得る詐欺的行為

「アドフラウド」にもメスが入るのでは?と

期待されています。

 

適用は令和4年以降になる見通しです。

 

このように、私達を取り巻く状況は

日々進歩(?)しています。

 

だからこそ、弊社イッテントッパは、

できるかぎり迅速に最新の情報を集約し、

その上でマーケティングのサポートを

ご提案しております。

 

その他、薬機法や景品表示法で

お困りの方もぜひ、イッテントッパにご相談ください

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