こんにちは、こんばんは
株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。
通販広告・ダイレクトマーケティングの“いま”を1分で読める記事にしてお届していきます。
今日は「身近に広告づくりのヒントはいっぱいありますよ!」というお話です。
歴的な発見や発明も、身近なものがきっかけで誕生することがありました。
例えば一番有名な話はニュートンではないでしょうか。りんごが木から落ちるのを見て、「万有引力の法則」をひらめいたと言われています。
他にも身のまわりで例をあげますと、電車の切符を入れる「自動改札機」もそう。横に入れた切符が、まっすぐになって出てくるわけですが、この仕組みにも身近なものがヒントになっていたそうです。それが、川に流れる「笹の葉」。笹の葉が石にあたるたびに方向が変わるのを見て、その原理を改札機に取り入れたそうです。
こういった身近なものの応用は、なにも発明だけでなく、広告づくりでも活用できます。
自分の事例で申し上げますと・・・、
例えば「シニア層に向けたコラーゲンジェルの販売」を目的とした折込チラシを考えていたときの話です。
僕はどうやったら「シニア層」にもっと「フレンドリー」な感覚を持って折込チラシを読んでいただけるかを検討していました。
●文字を大きく、読みやすくする
●難しい言葉づかいをせず、やさしく表現する
●体験談の語り手を読み手の年齢に合わせる
●どハデな色づかいは避ける
ということを盛り込んでいきましたが、「まだ、何か足りない…」と感じておりました。そんなとき、コンビニで目についたのが国民的なおやつ「ぽたぽた焼き」です。やさしい書体で「ぽたぽた」とひらがなで書かれています。
僕は「これだ!」と思いました。メインキャッチは「手書き書体」で「ひらがな」という点をひらめきとして取り入れたのです。それまで、このコラーゲンジェルのメインキャッチは「ハリがピーン!」のようなものが多かった印象でした。そこで、ぽたぽた焼きを取り入れたことによってメインキャッチに「“こらあげん”」という文字を入れ、コラーゲンをひらがな化して、商品の「そもそも」を説明することにしました。
チラシの背景色もこれまでのピンク系から、心までほっこりしそうなオレンジ色に変えたのを覚えています。
この企画は大あたり!
チラシの鮮度が落ちるまで、何度も増刷がかかりました。
他にもユニクロを見て取り入れたアイデアや、吉野家を見て取り入れたアイデアなど枚挙にいとまがありません。
「アイデアがわかない…」「つくる広告のまんねり化…」で悩んでいる方は、デスクやPCに向かっているとき以外にもつねに「課題のアンテナをたてておく」をオススメしています。
いつもの帰り道が、実はアイデアであふれていた!ということにも気づくはずです。
友達との会話が、このうえないブレストタイムであることにも気づくはずです。
いい広告づくりは「その広告のことを考えた時間の総量」であると思っています。
ぜひ、頭に「課題」のアンテナを立て、毎日を過ごしてみてくださいね。
「売るアイディア」で困っている方は、ぜひ弊社イッテントッパにご相談くださいませ。