こんにちは、こんばんは
株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。
通販広告・ダイレクトマーケティングの“いま”を
1分で読める記事にしてお届していきます。
今回のテーマは「IT新法」についてです。
聞き慣れない法律だと思いますが、
実はIT新法は今年の2月1日に施行済み。
目的としては、巨大IT企業を規制するための法律となります。
ってか、
巨大IT企業って何??という感じですが、定義はあります。
対象となるのが日本での売上が
3,000億円以上の通販サイトや、
2,000億円以上のアプリストアです。
数千億円は、巨大も巨大!
日本の単品通販でめちゃめちゃ大きいと
言われている企業様でも200~300億円。
超巨大企業やサービスを相手にした法律といえますね。
そんなに大きな売上を持つ通販サイトや
アプリストアは限られていますので、
「名指し」こそしていないものの対象が明確といえますね。
つまり楽天さんやヤフーさん、アマゾンさん、
アップルさんがその標的となっています。
どんな内容の法律かをカンタンに説明すると…、
元締めである会社が、
立場を利用して出店企業にムリを求めないように!
一方的に規約や契約を変えないように!
ということが決められました。
実はIT企業への規制は欧米でも強まっており、
世界的な流れになっています。
ヨーロッパやアメリカのこの手の法律では…
サイト内の商品ランキングの格付け方法を
みんながわかるように!
だったり、
出店している事業者の販売データを
勝手に使わないように!
等々、
日本より細かく、厳しいものが盛り込まれているようですね。
さて、日本のIT新法、今年施行されたばかりにも関わらず、
ここで新たな項目が追加されようとしています。
それが、「インターネット広告への規制」です。
政府が取りまとめた最終報告では
◎広告効果を評価するための体制の整備
◎不正行為に関する情報開示を求め、
課題である透明性や公平性の向上を図る
などが盛り込まれています。
まだ概論だけのようで、
実務にどう落とされるかは不透明です。
というのもこの規制はフレームだけ決めて、
実際の取り組みは各企業に委ねる方針がとられているからです。
ぼんやりした規制ではありますが、
具体的にひとつあげることができます。
それが「ターゲティング広告」に関する規制です。
サイトの閲覧・購買履歴を勝手に使って、
その人の好みを表示させることに、
その個人データの使用条件の開示や使用方法に
規制が入ると見られています。
「ターゲティング広告」の運用が劇的に変わるのか…
変わらないのか…は今後、見守る必要ありますね。
一方、新法によってクリック回数の水増しなどで
不正に広告収入を得る詐欺的行為
「アドフラウド」にもメスが入るのでは?と
期待されています。
適用は令和4年以降になる見通しです。
このように、私達を取り巻く状況は
日々進歩(?)しています。
だからこそ、弊社イッテントッパは、
できるかぎり迅速に最新の情報を集約し、
その上でマーケティングのサポートを
ご提案しております。
その他、薬機法や景品表示法で
お困りの方もぜひ、イッテントッパにご相談ください