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通販戦略事例イッテントッパ!

【 通販広告 】 機能性表示食品 を過去の 事件 とともに振り返る

【 通販広告 】 機能性表示食品 を過去の 事件 とともに振り返る

 

こんにちは、こんばんは

株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

 

今回の記事は2024年上半期とあるサプリメントの件でニュースをにぎわした「機能性表示食品」についてお話をしていきたいと思います。

 

 

現在、報道自体は沈静化してきていますが、国も動いており、専門家をまじえて機能性表示食品のあり方を検討していました。

 

消費者庁が2024年5月末を目処にまとめた見直し策が下記の通りです。

 

大きな変更点は2つあります。

 

1つ目は被害の報告です。

現行では被害があった場合について「速やかに報告」にとどまっていますが、見直し策では、因果関係が不明であっても、健康被害が疑われる情報が寄せられた場合、その情報を国などへ提供することを義務化”した。

 

2つ目は製造の品質についてです。

現行では「適正製造規範(GMP)に基づく製造工程管理が強く望まれる」にとどまっていますが、見直し策では、GMPを義務化”としています。

 

「GMP」とは製品の品質と安全性を守るべき基準のことです。主要な要素は品質管理システムや製造公営の管理、施設や設備などがあり、多岐に管理が求められます。

 

これらを守らなければ、販売の差止めや営業禁止の措置を可能とする方針も決まりました。

 

さらなる課題として、そもそもサプリメント自体にも規制のあり方を検討する動きもあるそうです。

 

 

さて、大前提「機能性表示食品とはなにか?」ということですが、スタートはわりと最近の2015年からになります。

 

登録としての第一号は、内臓脂肪系のサプリメントです。それが2015年の4月13日が届け日となっています。

 

なお、私が通販広告として最初に認識したのは、目のサプリメントだった記憶があります。「日本初!機能性表示食品」「手元のピント機能の調整を助ける!」的なコピーがドーンと目に飛び込んでくるチラシでした。

 

このように医薬品と食品の狭間にある健康食品に対して、機能性食品は消費者にとって「飲んだら何に効くか?」の効果をわかりやすくできるメリットがあります。

 

例えば、パッケージに

 

「内臓脂肪を減らすのを助け、高めのBMIの改善に役立ちます。」

「関節の柔軟性、可動性をサポートすることが報告されています。」

 

といった文言を記載することができるようになるわけです。

 

 

同じような立場の「トクホ」より許可に要する年数や費用が安いのが特徴で、いわゆる“規制緩和”の性格を帯びています。

 

トクホとの違いの最大の特徴は、トクホは国の審査を受ける許可制に対して、機能性表示食品は事業者の届出制で通過できることといえるかもしれません。

 

データを見てみると2024年だけでもすでに2,000件以上の届け出があり、合計で8,200件以上にのぼります。2020年のデータによると市場規模は5,600億円以上!

 

この数字はトクホに迫る勢いだそうです。

 

 

今回、ニュースを騒がしているのは健康被害ですが、最初に機能性表示食品でニュースとなったのは2017年のダイエット系のサプリメントでした。

 

届け出の内容以上に、容易に痩せてしまう誤解を招く広告表現が取り締まりの対象でした。それからも何度か機能性表示食品のニュースがあり、国と販売者側のやり方を整え、すり合わせていった印象があります。

 

ただ、2023年には今のニュースとは別件で、届出の根拠自体に妥当性があるかどうかという“そもそも論”に踏み込むことがあったり、今回の健康被害問題があったりと、機能性表示食品自体のあり方を問われかねない事案が続いています。

 

通販業界にいるものとして、私も真摯にこの事案を考え、健全な発展を願っていきたいと思っております。

 

機能性表示食品の広告で書けること、表現できることについて心配な方は、ぜひ1度、当社までご相談ください。相談は無料です!

 

【家電が289円!?】激安ネット通販 Temu は 怪しい ?

こんにちは、こんばんは
株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

今日は最近よく広告をみかける激安ネット通販「Temu」についてご解説していきます。

Temuの広告は昨年あたりからよく見かけるようになりました。
というのも日本で利用できるようになったのは2023年7月から。

私もネットで家電やガジェットを調べてると、突如、「シャワーヘッドが499円!」「カバンが199円!」みたな広告があらわれて、「何これ!安ッ!ってか、怪し!」と思ったものです。

その頃、Temuは「ティームー」と呼ばれていた記憶がありますが、
いまは「テム」という呼称で統一されているようですね。

さて改めてTemuですが、中国発の越境ECサービスになります。

いまではすっかり市民権を得たSHEINが激安アパレルを得意とするならば、
Temuは雑貨、キッチンまわり、美容系、ガジェットなどジャンルレスに強いイメージがあります。

 

実際に商品を調べてみると・・

●電動美顔器 823円
●スマホのワイヤレスイヤホン 479円
●フードプロセッサー 853円
●キャンプ用のテント 3,717円
●メイクブラシ13本セット 288円

驚くことに、これらは全部送料無料です。

 

アメリカでは日本に先行して2022年にローンチされており、
2023年のアメリカでの流通取引額は100億ドルを突破(見込み情報)。
その勢いはアマゾンの対抗馬になり得ると言われているほどです。

といっても、アマゾンは年間1,500億ドル以上を動かしているので、まだ足元にも及びませんが、
ローンチからわずか1年ほどで100億ドルは確かに目を見張るものがあります。

安さのヒミツは、主となる中国内の加盟店との直接取引、発送も現地から。
配送時間が長くても、安ければ構わないという層を取り込んでいます。

さらに、類似商品であればその販売加盟店同士で毎週入札を行い、一番安い加盟店の商品しか販売しないという、徹底した価格管理をもとに、超激安を実現しています。

日本で流行するかは、五分五分ではあるものの、品質と安心の部分が口コミで広がれば可能性は十分あると考えます。

SHEINを例にとると「安すぎて心配…」から「安さは正義」に上手に移行できたこともあり、中国激安ECに対する受け入れ態勢も耐性もできつつあるわけです。

2024年も通販から目が離せませんね!
サイトを眺めるだけで十分おもしろいので、ぜひ、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

 

私たち、イッテントッパでは、あらゆる通販のお悩み事にお応えしております。

「売上が…」「お客様の反応が…」「離脱率が…」と悩む前に、ぜひお気軽にご相談ください。もちろん相談は無料です!!

 

年末年始のお知らせ

お客様各位

拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、誠に勝手ながら下記のとおり、年末年始を休業とさせて頂きます。期間中、お客様には大変ご不便をお掛けいたしますが、どうかご了承くださいますようお願い申し上げます。

来年も、本年同様お客様にご満足いただけるサービスの提供を目指し、より一層精進して参ります。今後とも変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。  敬具

休業期間 :12月28日(金)~1月3日(水)
※1月4日(木)より通常通りに営業を再開いたします。

株式会社イッテントッパ   代表 三村 和敬 

ヤマト運輸と日本郵政 の協業で何が変わるのか?

こんにちは、こんばんは。
株式会社イッテントッパの三村和範です。

 

本日は通販「広告」のお話ではなく、先日6月19日に発表がありました「物流」に関わるニュースについてまとめてみました。

 

私自身、通販広告だけでなく、通販事業に関わる仕事もさせていただいているので、自分自身の備忘録も兼ねて3分程度で読める記事にしたいと考えています。

 

 

お伝えしたいことの要点は、先日、発表がありましたニュース。日本郵政グループとヤマトグループの協業に関しての合意について、通販業界は他人事ではないということ!

 

まず協業の背景にあるのは物流の「2024年問題」にあると思われます。

 

これは2024年までに時間外労働の上限規制などに代表される「働き方改革」がおきる予定で、その結果生じる様々な問題をあらわす言葉となっております。

 

働き方改革により収入が減ってしまうことでドライバーの離職や売上の減少が懸念され、それによりドライバー不足も一層深刻化するのではないでしょうか?

 

しかし一方で、通販業界は拡大の一歩をたどり物流の仕事は増えるばかり…。

 

政府の検討会の試算では、2024年問題に対して何も対策を行わなかった場合、営業用トラックの輸送能力が14.2%、2030年には34.1%も減る可能性があると言われているそうです。これを社会問題として捉え、大手で手を組むという選択がなされたわけですね。

 

協業により体制が大きく変わる点が2つあります。

 

まず1つが、ポスト投函の荷物を送る「クロネコDM便」のサービスを2024年1月31日に終了し、日本郵便の「ゆうメール」をベースとした新サービス「クロネコゆうメール(仮称)」へと引き継がれます。

ヤマト運輸で預かった荷物を、日本郵便の配送網でお届けするカタチとなります。

 

そもそも違いをざっくりまとめてみますと・・・

  • ゆうメールは転居対応に強く、到達率が高いとされています。
  • クロネコDM便は追跡コードがあり追跡可能。ゆうメールは有料オプションで対応。
  • クロネコDM便は1Kg以内なら同一料金。ゆうメールは重さで変動。
  • クロネコDM便は厚さ2cmまで、ゆうメールは厚さ3cmまで。

 

という違いがあります。
なお新サービス「クロネコゆうメール(仮称)」の詳細はまだ未定のようです。

 

2つ目の変化は、ヤマト運輸が扱うポスト投函の小型の荷物をおくるサービス「ネコポス」が2023年の10月から順次廃止となり、日本郵便の「ゆうパケット」をベースとした新サービス「クロネコゆうパケット」として生まれ変わります。

 

  • ネコポスは厚さ2.5cm(法人)まで、ゆうパケットは厚さ3cmまで。
  • ネコポスは一律料金、ゆうパケットは厚さによって値段が変わります。

 

協業した場合にどのようなメリット・デメリットが生まれるかは、これから少しずつ明らかになっていくかと思いますが、ヤマト運輸と日本郵政を比較すると日本郵政のほうが扱えるサイズが大きく、ヤマト運輸単体での運用よりも大きな荷物をお送りできるのではかと想定できます。これはメリットになりそうですね。

 

想定されるデメリットは、「配送期間」と「価格面」と言われています。もともと配送期間はヤマト運輸に分があるとされていたのですが、日本郵政ベースになることに加え、スムーズな連携の問題もあるため、配送期間は長くなることが想定されます。

 

またヤマト運輸は業務委託になることや、ポスト投函は日本郵政の一強になってしまうことで価格面の高騰も、当然ながら想定されます。

 

これらはもちろん私たちが得意とする通販広告のあり方にも影響してまいりいます。

 

配送コストの増加や配送サービスの改悪によって、われわれは新たな施策が必要となるでしょう。

 

配送の施策など含めて、通販の未来にご不安がある方は是非一度、私までご相談くださいませ。下記のボタンから無料でご相談いただけます。

 

 

それでは!

 

SPIN話法 を使った 売れる通販広告

こんにちは! オオタハラと申します。

通販会社さんのお仕事に役立つ情報をお届けできるよう、今回も頑張ります!

 

 

早速ですが…

 

世の中、こんな通販広告が多くないですか?

 

  • 今買えば「コレ」もついてくる
  • 初回50%OFF
  • ◎◎ランキングNo.1
  • 1ヵ月でマイナス10kg!
  • こんな希少な成分を使っています!

 

もちろん「悪い表現」ではないんですが…、どうにも、企業の「売りたい気持ち」が前面に出すぎていて…、私個人的に「売り手がそうまでして売りたいものって、もしかして価値がないんじゃないかな?」って勘ぐってしまいます。

 

「勘ぐってしまいます…」って、これだけでは私個人の感想です。

 

でも、消費者庁の発表によると、現在の消費傾向は「安さ・利便性」で商品を選択する消費者は減少傾向にあり、多くの情報から取捨選択してお気に入りの商品を探す「プレミアム消費」が増加しているようです。

 

  • 今買えば「コレ」もついてくる
  • 初回50%OFF!

 

みたいな「お得感」だけでは、ものが売れなくなっているようですね。

 

 

そこで今回は、「通販でものが売れない!!」と悩んでいる方に、やり手の営業マンが実践しているSPIN話法(スピンワホウ)を活用した、「売り方」をご紹介したいと思います!

 

損はさせませんので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

SPIN話法ってなに?

 

想像してください…

 

あなたの会社を訪ねてきた飛び込みのセールスマンが、いきなり

 

  • 弊社の製品を見てください!
  • こんなに凄いんです!
  • 今ならサービスしておきます!

 

と、マイペースに語り続けたとして…、あなたはその商品を購入するでしょうか? そのセールスマンに「良い印象」を抱くでしょうか? きっと話半分も聞かず、テキトーにあしらいますよね。

 

あれ?既視感ないですか?

 

そうです。「買って!買って!」が先行する飛び込みセールスマンは、巷に蔓延している通販広告とそっくりなんです。

 

あなたの会社が多額のお金をかけて投下した広告が、どこかの誰かに「話半分も聞かず、テキトーにあしらわれている」としたら…、悲しいですよね?

 

これを打破できるのがSPIN話法!!

 

簡潔に解説すると…

「商品説明」の前に、「ヒアリング」を丹念に行い、消費者自らが自分の潜在ニーズに気づき「私にはコレが必要だった!」と思わせる技術のこと。

 

SPIN話法は以下の簡単な4ステップを実行するだけ!

 

 

4つのステップで潜在ニーズを引き出す!

 

 

 

 

 

対象(顧客)の今置かれている状況を聞き出しましょう。これにより対象の「理想と現実」にギャップがあることを実感させます。

BtoBの営業であれば「売上目標にはあとどれくらい必要ですか?」とか…。

 

コツは、できるだけ「数字」で回答してもらえるような質問を心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

対象(顧客)が抱えてる問題を顕在化します。

BtoBの営業であれば「そんな現状を打破するために、最優先で解決したい悩みはありますか?」とか…。

 

コツは、質問のあとに嘘でもいったん対象(顧客)を褒めること。「とは言え、どこも苦戦している中、これだけの規模の売上を出せてるんですから凄いですよ!」とか。すると高確率で「いやいやそんなことはない。まだ足りないんだ」と反論されます。面白いですよね。こうなったらこっちのもの!!

 

 

 

 

 

 

対象(顧客)が抱えている問題の深刻度を明確にします。

BtoBの営業であれば「その悩みって放置していたら、どんなことになりますか?」とか…。対象(顧客)が抱えている「問題の深刻さ」が「支払えるお金の価値」よりも大きいことを理解させることが目的です。

 

コツは、質問あとにデータを用いて「他社の場合、その悩みを放置したことで、これだけの損失を生んだそうです」と付け足して、より深刻度を強くすることです。お金だけじゃなく「時間」や「労力」の損失を挙げることもコツです。

 

 

 

 

 

 

問題を解決できるのが自分(あなた)であることを知らせます。

BtoBの営業であれば「それだったら私がサポートできると思うので、もしよろしければ説明しましょうか?」とか…。

 

コツは、「協力させてください!」「商品説明させてください!」と下手にでるのはNG。必ず優位なポジションをキープしてください。また「ステップ3」で暗いムードになってしまった対象(顧客)のテンションを切り替えさせるために、表情や声色などを工夫しましょう。

 

 

 

以上のステップ1〜4の質問を終え、「協力してほしい!!」と頼まれたら、ようやく商品やサービスの説明がスタートします。

 

こうやって商品説明をはじめる前にヒアリングを実践しておくことで、商品のプレゼン時に意地悪なネガティブチェックが入ることもなくなります。

 

意外と簡単そうですよね?

 

では、次の章ではSPIN話法を通信販売(BtoC)でどうやって活用するか?をご紹介します。

 

 

SPIN話法を使った広告戦略

例として、【ダイエットサプリの通販広告】で、SPIN話法を使ってみます。(一旦、薬機法などは無視します)

 

 

 

 

  • 配合した成分の良さを語る前に…、
  • お腹がすっきりしている笑顔の女性の写真を入れて表現をごまかさずに…、

「夏までに何キロ痩せたいですか?」「これまでやってきたダイエット、何ヶ月続けられましたか?」「ダイエットするために、総額いくら使ってきましたか?」「15年前と比べて何キロ増えましたか?」のようなキャッチコピーで、理想と現実のギャップを想像させます。

 

 

 

 

 

 

あなたのダイエットがこれまで失敗してきた原因はなんですか?

  • お金が続かなかった
  • 食欲・空腹に負けた
  • ジム通いや継続的な運動が億劫になった

 

などの質問で、問題を顕在化します。

そのあとに「もしもこれまで失敗を繰り返してきたとしても、かつてあなたが“痩せよう!”と動き出したことは素晴らしい!」と、いったん消費者を褒めます。

 

 

 

 

 

 

「体重kg ÷ (身長m)2 = で求められるのはBMIという数値です。この数値が25以上の方は、それ以下の人と比較して生活習慣病リスクが4倍!見た目年齢も+5歳以上というデータがあります!(←嘘)」のように、データを用いて問題の深刻度を高めましょう。

 

 

 

 

 

 

  • 1日約15円!
  • 空腹感を感じにくい!
  • 飲むだけでOK!

 

「そんなダイエットサプリが誕生しました!これまでダイエットが続かなかった方々に、きっとご満足いただけるはずです!」⇒「だから痩せる!5つの秘密」のような流れで、商品力やサービス力の紹介をしましょう。

 

さらに重要なのは、優位なポジションを取るために「もったいぶること」です。「大量生産ができないので、注文いただいてから半年お待ちいただいたお客さまもいらっしゃいますが、今回特別に500個だけ確保することができました。もしご興味あればお分けいたしますので、ご入用の場合は、お急ぎくださいませ。」のように、一歩引いた姿勢をとりましょう。この「お分けします」の姿勢をキープしてください。

 

 

 

今回ご紹介した方法で、さっそく1案作ってみませんか?きっとコレまでと違う反応に驚かれるはずです。

 

ぜひぜひお試しくださいませ!!!

 

 

最後に、私たち株式会社イッテントッパは、通信販売にかかわるあらゆるお悩みに、常に最適解を提案することに努めております。

 

お困りごとがありましたら、小さなことでも結構ですので、ぜひ下の相談窓口にメールをお寄せくださいませ。相談だけなら無料でお受けいたします!!

 

 

 

 

それではまたの機会に!イッテントッパのオオタハラがお送りしました。最後までお読みくださり誠にありがとうございます。

 

【 通販広告 】新人が、上司に企画を通す唯一無二の方法!

こんにちは、こんばんは
株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

日頃、広告の企画でお悩みの方に「お客様のお声を聞こう!」という話をしたい…、と思っていますが、できれば、この春から通販会社に入社する新社会人の方や、勤務開始2~3年までの方に読んでいただきたい!! と考えましたので、その新入社員に向けた文体で綴りたいと思います。

 

【 通販広告 】お客様の声は、最大の武器になる!

 

 

当たり前のことですが「通販」というのは、「お客様の顔を見ないで販売する販売形態」です。通販会社はお客様の顔を見ずとも、会報誌やDM、メルマガなどで想いを伝えることができます。ところが通販会社が「お客様の想い」を知る機会は少ないといわれています。

 

「どんな方が、どんな想いで購入されているのか?」を知ることは、販促活動を行う上での「最重要項目」といっても過言ではありません。なぜなら、お声をもとに正確な顧客像を捉えることで、広告コピーの言葉尻や表現といった「企画の細部」にいたるまで、他社との大きな違いを生むことができます。そうすることで、企画はより顧客の心にささり、大きな成果を生むことになるでしょう。

 

ですが前述の通り、お客様の想いを知るチャンスは多くありません。では、どこでお客様の声を拾えるのか?

 

実はある程度の規模の通販会社には、毎日多くの「お客様の声」が寄せられています。それは「ネットレビュー」や「感想ハガキ」「取材のヒアリングシート」「コールセンターでの履歴」などなど。しかしそれらは集約されず、各部署に点在してしまっていることが多いのです。

 

お客様のお声がデータとして集約されていないから、販促部門やマーケティング部門の人は、いつまでも「想像」の中のお客様に向けて、広告表現を作り続けないといけない・・。なんとそんな現場が日本中に氾濫しています。

 

これこそが、あなたが輝く絶好のチャンス!

 

各部署をまわり、その声を1つ1つ集めていきましょう。毎日でなくてもOKです。週1回でも、月1回でもOK!

 

そうしていくうちに、「お客様の想いを知れる」以外のメリットも生まれてきます…。なんと、あなたの考えた企画が通りやすくなるんです。

 

多くの部署があなたの「やる気」をかってくれるのはもちろん「・・なぜこの企画を考えたか?それは、お客様の声からヒントを得て・・」と付け足すだけで、他のどんな企画よりも説得力が増していくでしょう。

 

実際の声は強い。最強です。

 

お客様の声を100名分持っていたら説得力が違います。お客様の声から導かれる企画に間違いは生まれません。ブラッシュアップは必要にせよ、上司も納得せざる得ないものができあがるでしょう。

 

企画が立てられない、企画が通らないとお悩みの新人さんは机の上で悩むより、各部署をまわってお客様の声を集めてみませんか? 驚くほど近道で、社内での評価もまた違ったものになること間違いなしだと思います。

 

 

 

【 通販広告 】「忙しい」を言い訳にすると損をする!

 

 

通販会社の販促課(マーケティング部門)に配属された新人のあなたには、おそらく企画の千本ノックのようなことが待っているでしょう。それだけではなく入社してすぐは自社の商品を理解し、過去の企画や制作物を理解し、そして今の数字がどう動いているかを知ることなど、毎日がてんやわんや。

 

  • やることが膨大でついていけない・・
  • 理解はしたが、どう企画に落とし込んでいけばわからない・・
  • プレゼンしても上司がうなずいてくれない・・
  • いつまでも下働きから抜け出せない・・

 

その負のスパイラルからは「お客様の声を集約すること」で抜け出せるはずです!

物は試し!早速実践してくださいね。

 

 

 

イッテントッパは、広告の運用、制作のサポートだけでなく、通販の仕事にかかわるお悩み全般の解消をサポートしております!

 

お仕事でのお悩みや、今回のブログの感想など、どんなことでもお気軽に下のボタンからお寄せくださいませ!

 

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【 通販広告 】ターゲット1名を明確にする「 ペルソナ 」の本当の働きとは!?

【 通販広告 】ターゲット1名を明確にする「 ペルソナ 」の本当の働きとは!?

 

こんにちは、こんばんは株式会社イッテントッパ代表の 三村和範 と申します。

 

今回は「ペルソナ」についてお伝えしていきます。

新商品の立ち上げやリブランディング、CRMツールを一新するときなど、たびたび登場するのが「ペルソナ」の設定です。

 

ペルソナとは?

サービスや商品を利用する顧客の中で(ターゲットの中で)、「最も象徴となる利用者の人物モデル」を定義すること。年齢・性別・ライフスタイル・環境・収入・学歴・趣味など、具体的に利用者を絞り込むことで、ニッチな層に対して効果の高い広告を投下できたり、マーケティングに携わる複数の担当者同士の認識を統一して、施策のPDCAを回しやすくなるなどのメリットが生まれます。

 

そんなペルソナをぜひとも活用していただきたいのが、売上規模が1億円以下の会社様や、商品やサービスの数が少ない会社様です。

発展途上のブランドは広告にバンバン予算を使えないでしょう…。また、無理をしてターゲットをやみくもに広げても、顧客1人あたりにかけられるコストが低くなり、CPA、CPOが合わなくなります。

 

通販広告の実務ではペルソナを設定したうえで、下記のようなことに落とし込んでいきます。

  • 顧客の悩みの決定
  • 訴求方法の決定
  • デザイントーンの決定

見ておわかりのように、ペルソナはコンセプト設計と重なる部分や補完しあう部分があり、セットで考えていくことが有効です。

 

コンセプト設計とは?

顧客に対して「基盤となり、一貫させる主張(テーマ)」のことを言います。多くの場合で先にコンセプトを作ってから商品や広告表現を開発していきます。「どのような顧客が、何故、自社商品を受け入れてくれるのか」という分析結果と、企業や社員の想いからひらめくキーワードなどから糸を紡ぐように導き出します。

 

一見すると同じように見えて、ペルソナにはコンセプト設計にはない働きもあります。それが「企業側が顧客を選ぶ」という考え方です。

 

 

かつてアメリカで活躍していたコメディアンが、こんな言葉を残しています。

「成功のカギは知らないが、失敗のカギは知っている。それはすべての人を喜ばせようとすることだ」

これこそがペルソナの本質かもしれません。

 

誰にとっても中途半端にならず、求められるところに、求められたカタチで商品や広告を届けられるようにしていくことがペルソナであり、そのためにも顧客の本当の姿を知ることが大切になってくるのだと思います。

 

本日はこのへんで。通販にかかわることなら、広告のこと、アイディアのひらめき方、商品の作り方、システムの構築など、お困りごとはどんなことでも、イッテントッパにご相談ください!

 

「悪魔のマーケティング心理学」第3弾【 返報性の原理 】を用いた ロイヤルカスタマー育成術

第3回 マーケティングと心理学について。

>>第1回はコチラ<<

>>第2回はコチラ<<

 

今回は「 返報性の原理 (へんぽうせいのげんり)」を用いた通販の販促方法をご紹介します。

悪魔のマーケティングなので、多用は厳禁ですよ。

 

 

返報性の原理とは?

相手から受けた好意などに対して、「お返し」をしたいと感じる心理状態のこと。バレンタインデー⇔ホワイトデーはまさにこれです。

 

 

これを匠に商売に利用しているのが、対面の販売員さんたち。特にスーパーの試食コーナーや、化粧品販売員(美容部員)さんは『 返報性の原理 』を多用しています。

 

返報性の原理

 

お客さまは、
「無料で試食させてもらったんだから、なにか買ってあげなくっちゃ」
「無料でメイクをしてもらったんだから〜」という心理状態になるわけですね。

 

実は、直接会話ができない「通販」においても、この『 返報性の原理 』が使えます!!

 

多くの通販企業さんが無意識的に実践されているのは、商品に同梱する「挨拶状(手書き風)」ではないでしょうか。

 

お客さまへの感謝の気持ちをしたためた挨拶状。それを読んだお客さまは「丁寧な企業さんね♪これからも利用させていただくわ♪」と………、本当になるのでしょうか?

 

答えはNOです。

 

驚くかもしれませんが、私の過去の経験上、この「挨拶状作戦」は、ほとんど効果がありません。やらないよりマシという程度です。自分の身になって考えてみてください。Amazonで商品を購入して、商品に同梱されている「何かしらの印刷物」を読みますでしょうか?

 

さてさて、この記事では、私が過去に実践して成果が出た『 返報性の原理 』を使った販促方法を特別に1つだけご紹介いたします。

 

それは「年賀状・暑中見舞い」です。

 

返報性の原理

 

 

今「前時代的(笑)」とあざ笑った人、あなたは大きなチャンスを取りこぼしています。

 

この施策のマネタイズの方法は、年賀状や暑中見舞いの裏面の下部に、「1ヶ月限定 777円引クーポン」と「注文電話番号(QRコード)」を印字。そこから注文いただいた方に割引対応をする という仕掛けです。

 

ここからは、もっと深い仕掛けです。

 

宛先・裏面の「イラストや写真」はプリントでも構いませんが、必ず空きスペースに数行の手書きメッセージを書き添えてください。

 

それだけでクーポンの利用率が大幅にアップします!!(経験上10倍以上!)

 

以下は、サプリを購入してくれたお客さまへの「暑中見舞い」に、私が実際に書いた手書きメッセージです。

◎◎さまへ いつもお世話になっています。暑い日々が続きますがお体の調子はいかがでしょうか? この暑さに負けず◎◎様がお悩みのない毎日を過ごされていますことを心から願っております。そのために、どんな些細な変化でも私□□までお教えください。いつでもお便り・お電話をお待ちしております。これからもよろしくお願いいたします(*^^*)  △△株式会社 □□より

 

この施策のポイントは…

  • 一人一人、文面を差し替える必要はありません。定型文でOK!
  • 多少文字が汚くてもOK!気にしないで。
  • 誰が書いてもOK!手が空いている人を社内で探してください。
  • 目立つように「青色のペン」で書きましょう。
  • 郵便局が発行している暑中見舞いはがきや年賀状を使ってください。はがきサイズのDMでは意味がありません。それだと企業が「見返り」を求めていることが透けてしまいます。

 

ちょっと加筆するだけで、お客さまの心中には「やってもらった」という感覚が芽生えます。日頃、企業とのコミュニケーションはメールや印刷物など「人肌感のないもの」に慣れている現代人だからこそ、一層「手書き」が効きます!

 

「手書きメッセージ」という「温かい気持ち」を、お客さまは「購入」という「温かい気持ち」で返してくれるんです。

 

今「そんな簡単に行くかね?」と思っているアナタ!!嘘だと思ったら、実践してみてください。おもしろいくらいに購入してくれます。

 

今「そんなこと簡単に考えつくよ♪」と思っているアナタ!!では実践したことがありますか?考えついても行動しなければ、それは無価値です。

 

 

はがきは1通あたり、わずか62円。セコセコとセグメントをかけず、休眠顧客であれ、1回しか購入していない顧客であれ、誰彼構わず送ってください。

 

想像を超える反応に、きっと驚かれるはずです。

 

 

なお「 返報性の原理 (へんぽうせいのげんり)」は、好意と同じく、悪意を向けると悪意で返ってきます。せっかくの手書きも、名前を間違える、誤字脱字が目立つ、はがきが汚れている などあると逆効果になってしまうのでご注意くださいませ。

 

他にも、『 返報性の原理 』を利用して、WEB上のレビューコメントを大量にゲットできる方法や、クロスセルを円滑にする方法、クレーム顧客を優良顧客にする方法など、通販広告専門のマーケティング会社【イッテントッパ】は自らで実践してきました。

 

「もっと聞きたい!」や、通販に関するお困りごとがありましたら、ぜひ下記のボタンからメッセージをお寄せください。この記事の感想もお待ちしています!! それでは次回!!

 

【 通販あるある 事例 】新商品の価格ってどうやってつける?

【 通販あるある 事例 】新商品の価格ってどうやってつける?

 

こんにちは、こんばんは

株式会社イッテントッパ代表の三村和範と申します。

 

先日、弊社で関わらせていただいている会社様からこんな質問をいただきました。

 

「新商品の価格はいくらが適正だと思う?」

こちらの会社様は通販を立ち上げたばかりで「売価の設定」に悩まれていました。

 

実はこういった質問は何度もいただいたことがあります。そして私自身、過去に通販企業に属していた際に商品企画にも関わってきましたし、現在も自社(イッテントッパ)で商品開発・販売をしていますので、それなりに役立てていただける解答をしてきた自負があります!!

 

 

今回は【 通販あるある 】「初めての商品・・その価格のつけ方とは!?」について、私なりの考えを無料でご紹介しますので、「価格の設定がなかなかできない・・・」と悩んでいる方はぜひとも最後までお読みくださいませ。

 

 

1章【価格競争することなかれ】

さて、どの商品も最初は無名であり、どのようなブランドか消費者には認知がありません。

 

こういった場合の商品価格は、多くの場合で「競合志向型価格設定」という方法を用いて設定します。これはベンチマークとなる競合価格をもとに、自社製品の価格を決めていく方法。

 

例えばAmazonでダイエットのサプリを販売しようと思ったら、競合商品で最も売れている価格帯は2,000円〜2,500円となるため、設定する価格はそれに近くなるようにします。

 

しかし・・・あまたの類似商品があり、そこに先頭を突っ走る商品があるなかで価格を決めるわけですから、「大手の商品より、こっちにしよう♪」と消費者に選んでもらうためには、先程のダイエットサプリの場合なら2,000円以下の低価格帯に設定せざるを得ないですよね。

 

しかし認知力では大手に負けるわ、スケールメリットで負けるわ、売れても利益がでない・・・。

 

なので断言します!!人気商品の価格を下回る戦略は、よほどの勝算がない限りベストとは言えません。

 

 

 

2章【数字に強い経営者が陥りがちな罠】

数字に強い方が売価を決める際には「原価率35%の法則」や「コストプラス法」を用いることがあります。

  • 原価率35%の法則とは・・・利益−原価=「利益の65%」とすることで、送料やシステム使用料、人件費を差し引いてもギリギリ利益が出る。
  • コストプラス法とは・・・直接費(商品開発費用)+間接費(システム費や人件費)+必要な利益=「販売価格」とする価格設定方法。

 

これは1章でお伝えしたような「顧客目線」をいったん捨て、原価から計算して自社の都合で価格を決める方法です。

 

たしかに机上では利益を確保できる計算になりますが、この手法にはとても大きな落とし穴があります!

 

ご想像の通り「消費者が求めている価値と販売価格の不一致」ですね。「こんな高いのはいらない」と思われてしまっては、選択肢に入れていただくこともできません。

 

 

消費者に振り回されて価格を下げ過ぎたら利益が出ない…。自社にしっかり利益を出せる価格設定では、大手に太刀打ちできない…。

 

じゃあ、どうすりゃいいの!!??

 

初めて商品をつくる会社様は、こうやって「いくらがベストなんだろう・・・」という値づけの迷宮に入っていかれるわけですね。

 

 

 

3章【他社にはないオリジナリティ】

大手の競合商品より「高値」であっても、あなたの商品が選ばれるためには… そうやって悩んだ挙げ句、次に考えるのは「差別化・オリジナリティ」だと思います。

 

まだ見ぬ成分を入れてみたり、製法にこだわったり、デザインを複雑にしたり、容器にこだわったりと、今までにないものを開発されようとされているはずです。

 

しかしこれでは原価が圧迫して、先の「コストプラス法」でしか価格を決められない状況になります。

 

売るためには「オリジナリティ」は必要ではありますが、追求しすぎると自分の首を締めることになりかねません。

 

 

 

4章【費用をかけない差別化】

差別化はなんと「広告表現」を少し工夫するだけでも叶ってしまいます♪

 

広告表現の工夫は極論をいえば無料です。開発費用や時間を圧迫することはありません。

 

他社が入れていない成分を入れるのではなく、他社がやっていない表現で勝負するというわけです。

 

どう表現するかは、今回はちょっと記事が長くなってなってきたのでまたの機会とさせていただきますが、ヒントとしては「商品開発は広告表現開発」でもあることを念頭においてください。

 

そうすることで原価はおさえつつ、売価を下げることなく、差別化をはかることができますので、「競合と価格は同じくらいなのに、こちらのほうが効能がよさそう♪」とか「他社よりも高いけど、これならうなづけるわ♪」と思っていただける値段設定を行うことができます。

 

商品開発は、御社の商品開発部門とマーケティング部門(広告部門)が協力して行うことをオススメいたします!

 

 

この記事のまとめ

  1. ユーザーを意識するがあまりの低価格設定では、利益がない。
  2. ユーザーを無視した自社都合の価格設定では、売れない。
  3. ある程度高く設定した価格に「理由付け」するためには、オリジナリティを。
  4. 価格や成分(素材)で差異を出すのではなく、広告表現でオリジナリティを演出するべし!
  5. 商品開発には「広告表現開発」が重要である!

 

 

広告による差別化を、現在弊社も実践しています! 気になる方「詳しく聞かせてくれ」という方は、下のボタンから気軽にお問い合わせください!!! またこの記事の感想をお寄せいただけるとモチベーションになりますので、ぜひとお願いします。それでは!!!

 

 

 

最恐の 通販マーケティング 術のヒントは、「宗教」にあるかもしれません。

最恐の 通販マーケティング 術のヒントは、「宗教」にあるかもしれません。

 

 

そんな怖い文頭からはじまりました。

こんにちは、通販 専門の 広告代理店 「イッテントッパ」のオオタハラと申します。

 

怖い書き出しではあるものの、よくよく読んでみると、くだらない中に、ためになることもある(?)内容だと思うので、気持ち悪がらず(笑)できれば最後までお付き合いください。

 

では、はじめさせていただきます♪

 

 

最恐の 通販マーケティング 術のヒントは、「宗教」にあるかもしれません。

 

さてさて、昨今話題になっている「某教団」もそうですが…、

 

「それ」を信じ、「それ」のために私財や時間を投じることで、「それ」が自分を救ってくれる。「それ」のおかげで、来世には素晴らしい人生を迎えられる。

 

というのが、そもそもの「宗教に入信」→「熱心に継続する目的」ではないでしょうか?

 

ちなみに、某新興宗教の信者さんは、“やがて世界は終焉を迎える。地上に残されるのは、その宗教の信者だけである。”という教えを心から信じているそうです。

 

さて、驚くことに、各新興宗教団体の「信者さん勧誘場所」は、令和のこの時代にあっても対面での「ソーシャルイベント」だそうです。

 

例えば「無料コンサート」「講演会」「ワークショップ」「ボランティア活動」「ヨガ教室」「占い体験」「自己啓発セミナー」などで集客をし、教団関係者はそこでターゲットになりそうな人を見つけて「次は◎◎で開催しているから、またきてほしい♪」と声をかけるそうです。

 

やがて活動に参加することを習慣化させ、合宿などを通して、少しずつマインドコントロールにかけていくんですって。

 

 

下は本当にあった事例です。

 

ゴスペルコンサートを聞きに来たはずが、「次は一緒にステージに立たない?」と声を掛けられ、ゴスペルを通して「宗教の教え」を学ばされ、気がついたらズブズブに…。

 

ヨガ教室にきたはずが、「体の中に悪いものが憑いているから、それをお祓いしないと健康になれない!」と声をかけられ、「やったほうが良い」「人生が変わるよ!」と複数人に諭され、お祓いの後には「定期的に祓わないと、また体調が悪くなるよ!」と脅され、気がついたらズブズブに…。勧誘している側にも悪意がないから、たちが悪い(笑)

 

そうやって信者になっていった人のほとんどは、自分にメリットがないのに、家族や友人、職場の人たちを「この人達も救ってあげなきゃ!!」と、勝手に勧誘を始めるそうです。

 

そして面白いことに、新興宗教の会報誌には、「こんな商品・メリットがあるからお金を使って!」「信者を増やして!」なんてどこにも書いていません。書かれているのは宗教の教え、政治の話、信者さんの生活、イベントの告知や活動報告などがメイン。

 

なのに、信者は勝手に私財を投げ売って、勝手に勧誘活動に汗を流してくれる。

 

規模にもよりますが、数十万円〜2百万円規模のイベントを1回開催すると、3〜5人の新規(信者)を獲得できるそうで、そのうち熱心に活動してくれるのが、おそらく1〜2人。2人に壺やハンコを売って、200万円の私財を回収し、その2人が新規獲得のために勝手に働いてくれる。

 

善悪はいったん置いておいて、まぁ、よくできているビジネスモデルだなぁ〜と…。

 

 

 

あれ? これって、 通販マーケティング にも使えませんかね?(というのが、今回の記事のキモです!)

 

実を言うと、かつて私が所属していた化粧品の通販会社も、月に1〜2回、超高級ホテルでお客様と社長が食事をしながら会話を楽しむ「お客様座談会」や、実店舗での「メイクレッスンイベント」、「催事のスポンサー活動」などなど…、枚挙にいとまがないほどのソーシャルイベントを積極的に行っていました。

 

 

そこでは商品を紹介したり、売りつけることはしませんでした。ただただ、一般的なスキンケアを使い続けると肌はどうなるのか? ウチのスキンケアを使うとどうなっていくのか? を実験を用いながら、お客さまにお伝えしていただけです。

 

そんなソーシャルイベントでファンになっていただいたお客様は、皆様口を揃えて「もう他社の製品は使えない!」「これを使わなきゃ、肌がボロボロになる!」と鬼気迫る雰囲気で製品を買ってくださっていました。生涯顧客単価(LTV)は、低い人でも5万円とか、多い方では100万円以上がザラでした。

 

また、頼んだわけでもないのに、ファンになってくれたお客様が自発的にスピーカーになってくださり、口コミでご家族・お友達に商品を広めてくれたんです。

 

その結果どうなったかというと…、田舎の化粧品通販会社が、最盛期には年商200億を超えるほどに成長していました。(もちろん製品の質は高かったので、悪意のある勧誘ではありません。そこは悪しからずです)

 

さらにあるとき、この会社で予想だにしない事態が起こりました。

 

「クロスセル」「定期購入」が、日に日に倍×倍で増えていったんです。メイン商材である化粧品で入ってきたお客様が、特に告知もしていないサプリメントや食品も一緒に購入してくださる…。おそらく「この会社が売っている商品なら、どれも間違いがないはずだ!」と思ってくださったんでしょうね。

 

「売る」「売りつける」ことを目的とせず、「救う」「教える」を目的にしたことで、結果的に利益がついてくる…。まさに『ブランディング』を体現したビジネスモデルでした。

 

んん〜〜〜先の新興宗教と、よく似ていますね(笑)

 

 

ここまで話してきて、「結局アンタ、なにが言いたいの?」って、まだ「ピン!」ときていない人のために、もっと分かりやすく話します。

 

私は宗教をバカにしているわけではありませんし、過去の仕事に後ろめたさを持っているわけでもありません。「学ぶことが多い」と本気で思っています。

 

今、御社が取り組んでいる販促の内容を思い出してください…。

 

 

\こんな販促していませんか?/

  • WEBや紙だけでのコミュニケーションをしていませんか?
  • お客様取材を積極的に行わずに、「愛用者の声」を捏造していませんか?
  • WEB広告や紙の広告が、商品情報だらけになっていませんか? 会社の理念や、働いている人の顔が見えないのはNGですよ。
  • カスタマーセンターから、お客様情報(クレームや感想)の聞き取りをしていますか?
  • 「商品のファン」はいるものの、「企業のファン」がいない状態じゃないですか?

 

多くの通販会社さんが思っている以上に、お客様と顔を突き合わせて、商品に込めた「想い」を語ることは、ロイヤルカスタマーの育成には重要な戦略。企業がかけるべき労力です。

 

お客様取材だって、商品の感想を聞くことを目的にしていては勿体ない。実際にお会いして、より企業のファンになっていただくためのチャンスです!どんどん遠方まで足を伸ばしてください。

 

商品の良さ、配合している成分のこだわり、開発者の声、愛用者の声を見て購入してくれたお客様は、その「いち商品」が好きなだけです。だからすぐ他社の商品に浮気します。そして「クロスセルがうまくいかない…」なんてのも、当たり前です。広告物ではもっと企業の想いや、お客様への想いをたくさん伝えてください。

 

「お金がないからソーシャルイベントができない…」「スタッフが少ないからイベントができない…」それは言い訳です。全国の郵便局、図書館や公民館などの国の施設、ライブステージのあるレストラン、お祭りへの出店などで安価に催事ができます。

 

 

これ「嘘」「極論」だと思っていません?

 

いえいえ事実です。なぜなら世界中の新興宗教が、そうやって信者さんを増やし、とんでもなく大きなビル・建造物を建てています。

 

宗教の勧誘は確かに「良くない面」はあるので、そこは真似せず、「これはビジネスで使える!吸収しよう!」という部分をしっかりと見極めて、どんどんロイヤルカスタマーを育成していってください!!!

 

私たち株式会社イッテントッパは、ここには書けないような、より深い通販戦略事例を数々実践してきました。

 

通販のお悩みごとがありましたら、ぜひ下のボタンでお悩みごとを書きなぐってください。

またこの記事の感想も、お寄せいただけたら幸いです!!!

 

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

あなた様の明日のお役に立てましたら幸いです。

 

 

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